私の同世代人たちは日本のアニメを見て成長した。もちろん私も好きなアニメがたくさんある。中国の『改革開放』は1980年代に始まったから、子供の時、古いアニメも新しいアニメを一緒に見た。例えば、『鉄腕アトム』(中国語:『鐵臂阿童木』)と『ドラゴンボール』(『七龍珠』)は同じ時間でテレビに放送されていた。だから、私たちのアニメの観念は日本人のとはちょっと違う。
小学校入学前の一番鮮やかな記憶はたぶん『一休さん』(『聰明的一休』)と『ドラえもん』(『機器貓』)だった。今でも疲れた時は、この二つのアニメの曲を聞いて、笑う。
中国の小学校は大変な所だ。でも、自由な時間もあった。その時、テレビをつけて、アニメを見た。一番好きなアニメはもちろん熱血格闘アニメだった。『北斗の拳』(『北斗神拳』)、『聖闘士星矢』(『聖闘士星矢』)、『天空戦記シュラト』(『天空戰記』)、『六神合体ゴッドマーズ』(『六神合体』)、『超時空要塞マクロス』(『超時空要塞』)、『鎧伝サムライトルーパー』(『魔神壇闘士』)、『魔神英雄伝ワタル』(『魔神英雄傳』)、『鉄拳チンミ』(『少年金米』)、『燃える!お兄さん』(『森林好小子』)、『らんま1/2』(『亂馬』)、『幽遊白書』(『幽遊白書』)などが大好きだった。
中国の中学校と高校は小学よりもさらに大変な所だ。全ての時間は勉強に使わなければならない。六年の間、テレビを見ることは禁止されて、何も見なかった。
私はとうとう大学に入った。新しい人生は素晴らしかった。昼に寝たり、朝ご飯を食べないでいたり、授業をサボっても気にしなかった。久しぶりのアニメも見た。でも、六年の間、アニメの世界は変わった。私は『るろうに剣心』(『浪客劍心』)の時代を越えて、『ナルト』(『火影忍者』)と『ワンピース』(『海賊王』)の時代に入った。たくさん種類のアニメを見た。例えば、『ブリーチ』(『死神』)、『鋼の錬金術師』(『鋼之煉金術師』)、『フルメタル・パニック!』(『全金屬狂潮』)、『反逆のルルーシュ』(『叛逆的魯魯修』)、『デスノート』(『死亡筆記』)などだ。
その時、少し哲学の本を読んで、少年アニメがちょっとものたりなくなった。大友克洋と押井守と今敏の作品を見て、彼らの世界観に影響された。今も押井守の『攻殻機動隊』(『攻殻機動隊』)は偉大なアニメだと思う。他にも『新世紀エヴァンゲリオン』(『新世紀福音戰士』)や、『キノの旅』(『奇諾之旅』)、『蟲師』(『蟲師』)は全て思慮に富んだアニメだ。宮崎駿の作品も大好きで、スタジオジブリのアニメは全部見た。
何も考えたくない時には、楽しいアニメが見たかった。『あずまんが大王』(『阿茲漫畫大王』)や、『アベノ橋魔法☆商店街』(『阿倍野橋魔法商店街』)や、『みなみけ』(『南家三姊妹』)や、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』(『熱帶雨林的爆笑生活』)や、『天体戦士サンレッド』(『天體戰士』)など、たくさん軽いアニメを見た。大学を出る時、『萌えアニメ』は流行した。『涼宮ハルヒの憂鬱』(『涼宮春日的憂鬱』)や『らき☆すた』(『幸運星』)、『けいおん』(『輕音少女』)、『とある科学の超電磁砲』(『某科學的超電磁炮』)などは代表的な『萌えアニメ』だった。そういったアニメは典型的なオタクが見るものだった。だが、私も一時期こうしたものを見て、オタク化していた。
大学の後半から大学院の前半までは、『かっこいい』アニメが好きだった。例えば、押井守の『御先祖様万々歳』(『先祖大人萬萬歲』)、渡辺信一郎の『カウボーイビバップ』(『星際牛仔』)と『サムライチャンプルー』(『混沌武士』)、中村健治の『怪 〜ayakashi〜化貓』(『怪·化貓』)、新房昭之の『さよなら絶望先生』(『再見,絕望先生』)、湯浅政明の『四畳半神話大系』(『四畳半神話大系』)などだ。
今、どのようなアニメが一番好きだか?答えは『銀魂』(『銀魂』)のようなアニメだ。。。
最近アニメを見ることが少なくなった。でも、暇な時には見ている。